冷静に見れば、憲法改正というテーマでネット・国会・メディア等で騒いでいるのは、憲法改正の是非に強い関心を抱く特定層にとどまっているような。例えば、政治学者や憲法学者や政治団体、国会議員、メディア関係者や運動家などが中心。
   国民全体への広がりが薄いことが、以下に紹介したサイトの調査結果からもうかがえる。

  1. 2016年5月3日(火)の埼玉新聞が実施した街頭アンケート調査では、過半数が憲法関心なし。
    http://www.saitama-np.co.jp/news/2016/05/03/07.html
  2. 2016年4月15日(金)~17日(日)のNHK世論調査でも 憲法改正「必要」27%にとどまり、「必要ない」31%と「どちらともない」38%

    憲法に関する意識調査(RDD追跡法)単純集計結果

 では、一部の層を除く大多数の国民にとって、関心が高くない理由は? 理由を検討する前に、そもそも憲法と日常の関わり合いについて、国民はどう感じているのだろう?
 「憲法とは何?少し思い出した。その昔、中学校の公民や歴史の授業で教科書に登場したな…。」
 多くの人にとり、憲法は教科書の中で完結。日常生活への影響や関係をあまり認識できていない部分があると思う。 かと言って「国民は勉強不足でけしからん。勉強しないやつがバカ」なんて毛頭、思わない。

 また、各メディアが行う憲法に関する世論調査では、2番目以降の質問で必ずと言っていいほど、憲法9条の改正の是非に関して盛り込んでいる。こうした一部話題となる憲法の条項だけを拾い、フォーカスしておこう的な軽薄な姿勢が、かえって「憲法=9条問題」という偏見を助長し、全くいただけない。

 まず最初に、憲法の全条文について、一つ一つ国民生活との関係や問題点(メリット・デメリット)を含め、理解し把握する仕組みや活動を広めることが何よりも肝心と思う。この国民全体で考える土壌づくりは、憲法施行して約70年経つ今も進んでいない。 このような状況は、メディア、国会議員や学者など関係者の怠慢の結果とも言える。

次回も、この国民の関心とかい離した憲法問題について、さらに掘り下げていく。前回の記事へ

記事に関して、どう感じましたか?
  • つまらない 
  • 普通 
  • 役に立った 
  • 興味深い 

選挙活動の見える化 = 勝利へ!

スマート選挙